東京高等裁判所は、およそ60年前に殺人罪で有罪の判決を受けた87歳の男性の再審を命じた。

The Tokyo High Court has ordered a retrial for an 87-year-old man convicted of murder some 60 years ago.

冤罪ではないのか。そう長く疑われていた事件が、判決から約60年を経て再審決定しました。

当時、有罪の決め手となったのは「自白」。60年前の自白には現在とは比較にならないほど高い証拠性が認められていました。そのために拷問のような取り調べで自白を迫るケースが後を絶たず、この袴田事件でも1日12時間を超える取り調べが20日以上続きました。これでは被疑者が精神的に参ってしまっても仕方がありません。その結果だったのか、犯行を自白。

その後、一家4人殺害という凄惨な事件に加えて、捜査関係者の証拠捏造疑惑が出てくるなど警察犯罪が絡む複合的な事件となったことでマスコミが大きく取り上げ注目を集めたことが長期化した大きな理由だと思います。

この事件は「警察の威信にかけて解決」すべき最重要案件だったのでしょう。上からの指示もあって何が何でも犯人を上げなければならないプレッシャーが現場にあったことは容易に想像がつきます。その中で証拠の積み上げではなく「犯人は袴田」という結論に向けて捜査が行われていったのでしょう。冤罪を生みやすいパターンだったのは確かですね。

さて、再審に向けて裁判所側、検察側、被告側の3者協議が行われてきたようですが、ここにきて検察側が有罪を立証する方向で進める決定をしたようです。
こちらから

この裁判、この先どう転んでいくのか、注目していきたいと思います。願わくば、結果はどうあれ、袴田氏の存命中に終決した欲しいものです。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!