茅ヶ崎方式の実用英語学校

2013年6月13日 16:48

米ニューヨークでレンタサイクル事業開始

TOEIC対策をこつこつと。
それでは第30回です。

問題：下線に入る適切な語をa),b),c),d)の中から選びましょう。

The biggest bicycle‐sharing program in the U.S. got rolling in New York on May 27.
The privately financed program − called Citi Bike, 　　 lead sponsor Citigroup Inc. − began with 6,000 bikes at more than 300 stations.

a)before
b)for
c)at
d)after

答え：d)after
解説：call（name)～after...で「...にちなんで～と名づける」という意味です。また、get rolling で（事業や計画が）始まるという意味になります。どちらも頻出なので、覚えてくださいね。

【bike share－ニューヨークでも始まる自転車の共有サービス】
街中のあちこちに設けられた専用置き場で自転車が借りられ、買い物や通勤などに使った後は最寄りの好きな置き場に返すことができるサービスで、5月27日、6,000台の本格体制がスタートしました。
こうした有料サービスは bike share（バイク・シェア＝自転車の共有）と呼ばれ、パリやロンドンなどヨーロッパの多くの都市に広がっています。このシステムがアメリカでもいよいよ本格的に導入されようとしています。
その舞台は米国最大の都市ニューヨーク。citi bike シティ・バイクという名称がつけられたのは、米国の大手銀行シティバンクがスポンサーになったからです。
米紙ニューヨーク・タイムズは long-anticipated bike share program （長い間待ち望まれていたバイク・シェア）と報じました。
自転車の専用置き場はマンハッタンとブルックリンの330か所に設けられています。利用できる自転車は6,000台で、米国の都市では最大のバイク・シェアになります。置き場と自転車の数は将来、それぞれ600か所、1万台まで増やす予定といいます。
95ドルで年間パスポート、１回利用は最大45分。
年中無休のこのサービスを利用できるのは16歳以上。95ドル（約9,500円）を払えば1年間、何度でも自転車を使える年間パスが渡されます。ただし、1回の利用時間は最大45分。これを超えれば、追加料金が必要になります。
このほか観光客や一時的な利用を考えている人のために、24時間パス（9.95ドル）や7日間パス（25ドル）も用意されています。こちらは30分までなら何度でも利用できます。

ニューヨークのバイク・シェア導入で先頭に立ってきたのは、社会政策ではリベラル色が強いマイケル・ブルームバーグ市長でした。その狙いは、交通渋滞の解消や環境への配慮、健康的なライフスタイルの推進にありました。
ただ、ニューヨークの市民がこぞってバイク・シェアを歓迎しているわけではなさそうです。
ニューヨーク・タイムズは The Bikes and the Fury （自転車と怒り）と題した記事の中で、自転車利用者とドライバ－、歩行者の間の対立が強まっていると伝えています。近くに自転車置き場が設けられた住民や商店の間では「駐車スペースがなくなる」「景観が損なわれる」などという不満も高まっているようです。
また、車と人であふれかえっているニューヨーク、特に中心街のマンハッタンを自転車で走るのは危険ではないのか、という指摘もあります。

それでも世論調査によれば、市民の約7割はバイク・シェアを支持しています。ニューヨークの取り組みは、車社会のアメリカも少しずつ変わりつつあることを示していると言えるでしょう。

訳：アメリカ最大の自転車共有サービスが5月27日ニューヨークで始まった。シティバンクがスポンサーのため、シティ・バイクと名づけられたこのサービスは、300ヶ所以上に6,000台を設置して始まった。

大阪でも、グランフロント大阪など新しい施設でレンタサイクルが導入されるようになってきましたが、依然、放置自転車が問題になっています。広範囲にバイクシェアを導入して欲しいものです。