実用英語の世界へようこそ

英会話に自信がなく、輪の中でポツンと独りぼっちだった女性。半年後、彼女は英会話の輪の中心人物として周囲の注目を一身に集めていました。いったい何が彼女を変えたのでしょうか。

以前の彼女は「饒舌」に英語を話すことが「存在感」だと考えていました。しかし日本語でも決して饒舌とはいえない彼女が英語で饒舌に話すには無理がありました。会話に入っていくタイミングもわからないし英語にも自信がない…。自分自身の存在感のなさにいつしか自己嫌悪になり英語への意欲も失いかけていました。

そんなある日、英語好きが集まるカフェにふらっと立ち寄った時のこと。あるグループが英語でディスカッションしているところを傍目に見て気づいたのです。「本当のキーマンは話しているあの人ではなく、みんなの話を聞いて流れを作っているあの人なんだ」と。

その日以来、彼女は「聴き役」を目指すと決めて徹底してリスニングを鍛えました。コツコツと努力する生真面目な性格も相まって彼女のリスニング力は劇的に高まりました。語彙と話題も広がり不思議と話す力もつきました。「対話力」が彼女の「存在感」を変えたのです!

そんな彼女の変身を支えたのが「ニュース英語リスニング」でした…。

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中国の改正された反スパイ法は、日本や他の国々で、中国での活動に対する懸念を高めている。

China’s revised anti-spying law is raising concerns in Japan and other countries over their activities in China.

10年ほど前まで仕事の関係で毎月1回は香港に行っていました。まだ香港に自治があったころで、自由があり、おいしいものがたくさんあり、にぎやかで楽しい場所でした。

香港から船で1時間ほどで行けるポルトガル領マカオにもよく遊びに行きました。カジノも楽しみました。たぶんマカオの最盛期!すごかったなあ…。

車で1時間ほどで中国の深圳に行くこともできました。「境界」を越えるときにパスポートを見せる程度でとても簡単に行き来できました。しかし香港人はビジネスマン以外で「境界」を越える人は少なく、もっぱら向こうから香港に観光目的などでやって来るケースがほとんど。現地の取引先によると「日本人が行きたがるので案内するのだ」とのことでした。当時も中国での怖い話は山ほど聞かされていましたが、それでもアドベンチャラス?イグノラント?な一部の日本人人は「大丈夫、大丈夫」といって平気で遊びに行きました。幸い、いつも全員が無事に戻ってきて、現地での楽しい話も聞きました…。私も幾度となく誘われました。それでも私自身は香港人同様に「境界」を越えて中国に入ることに何とも言えない恐怖感があって、結局、一度も行きませんでした。

この時も含めて私は中国に入ったことが一度もありません。なのであくまで外からの中国の印象の域を出ません。そのうえで私はあの国が「怖い」のです。

誤解のないように書いておきますが、昔から怖かったわけではありません。小学生のころにはクラスに編入されてきた中国残留孤児の子と仲良くなりましたし、高校2年から大学2年までは第2外国語として中国語を専攻し、当時は少し話すこともできました。どちらかというと中国の人々には親しみを感じていた側です。今でもこの感情に変わりはありません。

怖いな、と感じ出したのは30歳を過ぎてから。日本経済が伸び悩む中、鄧小平による開放政策で中国経済が大きく伸び始め、そして天安門事件が起き…。自国民でさえ戦車でひき殺す者が支配する国。いわんや…。この国の「支配層に対する恐怖」の感覚が芽生え、その後も様々な事実を見聞きすることでますます強くなり、現在にいたっています。

さて、習近平氏率いる中国共産党は自分たちの支配をいったいどこまで広げようとしているのでしょうか。他人事にはできない、決して無関心ではいられない私がいます。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!