昨年の9月上旬、3歳の女児が保育園バスに置き去りにされ熱中症で死亡するという痛ましい事件が発生しました。これを受けて政府は送迎バスへの安全装置の装着義務化などを決定しました。

会見で小倉将信こども政策担当相は、ヒューマンエラーのリスクを最小限に抑えるために複層的な防止策をとる必 要があることを強調し、さらにこのような痛ましい事故が二度と起こらないことを願っていると述べました。

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この事件の以前にも「バス置き去り死亡事件」があり、昨年11月に判決が出ました。

事件は福岡県中間市の双葉保育園で2021年7月に発生。5歳の園児を送迎バスに置き去りにし熱中症で死亡させたとして、福岡地裁は当時の園長の業務上過失致死罪を認め、禁錮2年、執行猶予3年(求刑禁錮2年)、降車補助を担当した保育士にも禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑禁錮1年6月)の判決を言い渡しました。

冨田敦史裁判長は、園児を降車させ引率することは「当然果たすべき基本的な注意義務で、怠った過失は重い」と判決理由を述べ、さらに結果は取り返しのつかない重大なものだとし「灼熱(しゃくねつ)の車内で取り残され、感じた心細さや絶望感を思うとあまりに痛ましい」と指摘しました。

9月の事件の裁判は現在準備中でまもなくはじまる予定です。経過を見守りたいと思います。

お二人のご冥福をお祈りするとともに、残されたご家族に対し心よりお悔やみ申し上げます。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!