「時価」
学生のころ、叔父に連れてもらった高級鮨屋の札で初めて知った言葉です。仕入れができたりできなかったりする貴重な魚につけられる勲章。もちろん高価…。その日、「いつか時価の握りを迷うことなく注文できる大人になるぞ」と固く誓いました。昨日のことのように覚えています。

時価の常連といえば金目鯛。このブランド魚の2022年の漁獲高で千葉県が日本一に輝きました。長く一位を守り続けてきた静岡県からその座を奪っての栄冠です。陰には漁師の皆さんの50年にわたる大変な努力がありました…。

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刺身よし、煮つけよし、焼き物よし…どれをとってもおいしくいただけるのが魅力。金目鯛という名ですが実は鯛ではないのも一興です。馴染みの店で見つけたときは迷うことなく注文。我が家では少しあぶって皮をパリッとさせたものをお刺身にしていただくのが人気です。

回転ずしでも時折見かけることがあります。もちろん特別価格扱いですが皿で値段がわかってしまうのでここはパス。やはり金目鯛は「時価」でなきゃいけません。とはいえ今でも「いくらかな」と心配してしまう懐事情。若い頃の夢がかなうまでにはとうてい至っていません。

ところで「時価」にもビビることなく自腹でバシバシ注文できる人って、世の中にどれくらいいるんだろう…。宮沢賢治には申し訳ないけれど「そういう人に私はなりたい」。それが無理なら「ご馳走してくれる人と友達になりたい」。家族一同、お誘いをお待ちいたしております(笑)。

追伸。
時価=market price
※英語にしてはならない日本語があります。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!