アメリカウクライナ州で日本人留学生、服部剛丈さん(当時16歳)が凶弾に倒れて30年が経過しました。
Freeze!
これは服部さんがハロウィン会場と間違えて侵入した家で、家主が銃を構えながら服部さんに向かって叫んだ言葉です。アメリカでは刑事ドラマなどで普通に使われるこの言葉。日本語に訳すと「動くな」。彼にはこの"Freeze!"がどのように聞こえたのでしょうか。
これを聞いた彼は、しかしアクションを止めることなく、結果として射殺されてしまいました。未来を夢見ていた少年の身に起きたまさに悲劇でした。
あれから30年。服部さんのご両親によってはじめられた「銃暴力をなくす活動」が大きな節目を迎えています…
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昨年は安倍元首相が凶弾に倒れるという痛ましい事件があり銃殺がクローズアップされましたが、銃の所持や使用を原則禁止する我が国では「銃による殺人」はとても珍しく、この事実は世界に誇るべきものです。
ところで、ウクライナではロシアの侵攻に備えて市民が銃を持ち、射撃訓練をするという事態が起こりました。我が国も自衛隊の戦力だけでは国防は不可能と言われる昨今、外敵の侵攻が現実味を帯びた場合には私たちも自衛の手段として銃を持つのでしょうか。想像したくもありません。
銃とは何か。自衛とは何か。色々なことを考えさせられる事件でした。色褪せることがないよう、これからも語り継ぎたいと思います。
服部剛丈さんのご冥福と、ご両親のご健康をお祈りいたします。
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インプットではじめてアウトプットで終える
いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。
締めのシャドーイング
本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。
ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?
オーバーラッピング後に
オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。
このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。
ニュースという選択…
帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。
その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。
以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。
後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!