調剤薬局で処方箋を出すと「ジェネリック薬品にされますか」と聞かれるようになってどのくらいたつのでしょう。私自身、いつしか聞かれることにも「はい」と答えることにもすっかり慣れてしまいましたが…。
このジェネリック薬品のメーカーのいつくかで不正があり、それによる業務停止等の影響を受けて医療現場で薬が不足するという非常事態が発生しました。
新薬を開発するメーカーは莫大な投資が必要でそれに耐えうる体力が求められる一方、開発を行わないジェネリック薬メーカーは体力のない中小規模の会社が多いのが実情。この経営基盤のぜい弱さが不正を生む潜在的要因になっているようです。
このジェネリック薬メーカーの不正と薬不足問題を受けて国も本格的な対策に乗り出すようですが、私たちの命に直結するこの問題に果たしてスピーディーに対応することができるのでしょうか。
今日のレッスンは「ジェネリック医薬品、供給不足に」がテーマです。
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小林化工は皮膚薬に睡眠導入剤を混ぜてしまい、それによる居眠りが原因の事故で2名が死亡。そのほかにも多くの方が被害を受けました。これは「混ぜる薬を間違った」という驚くほど単純な人為ミスだったようです。
また日医工では古くなった薬品を粉砕して再度固めて製品化するという組織的悪行が発覚。まるで「古くなった廃棄肉をミンチにして固めてハンバーグにして売り出した」ようなレベルです。
失われた信頼はすぐには取り戻せません。次回、処方箋をもらった時には「ジェネリックはNO!」と言ってしまいそうです。そんなことにならぬよう、きちんとやっておられるメーカーさんと行政が協力して具体的な対策を進めていくことを期待します。
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インプットではじめてアウトプットで終える
いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。
締めのシャドーイング
本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。
ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?
オーバーラッピング後に
オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。
このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。
ニュースという選択…
帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。
その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。
以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。
後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!