日本の国防の最前線である沖縄。痛ましい歴史とともに、住民には現在進行形の基地問題が大きく横たわります。当然、選挙ともなればこの問題がクローズアップされるわけですが…

米軍基地移設問題で揺れる沖縄県名護市市長選挙が行われ、移設肯定派で与党がバックアップする現職候補が野党と沖縄県知事が推す反対派候補を破り二選を果たしました。

今回の選挙、敗北した岸本氏:写真左が基地移設反対を声高に叫んだ一方で、勝利した渡具知市長:写真右はこの問題を争点にせず、基地受け入れに伴う市への補助金を使っての市民サービス拡充を訴えました。

世界情勢に緊張が高まる中、「国防」「基地」といったテーマに対して、人々の意識が変化してきているのかも知れない、そんなことを考えさせるニュースです。

【今週のニュース音声はこちらから】

名護市長選挙に続いて石垣市長選挙が行われ、ここでも現職が沖縄県知事が推す基地反対派を破り勝利しました。

石垣市と言えば、尖閣諸島を管轄する市であり、陸上自衛隊の新たな受け入れが争点になるなど、名護市とはまた違った問題を抱えています。再選を果たした中山知事は以前に尖閣諸島を海洋視察する、尖閣に行政標識設置を計画するなどが全国ニュースになった行動派ですが、今回の選挙は「地域経済活性化」を中心に戦いました。

このような沖縄の変化が、いずれ日本全体にうねりとなって押し寄せてくるのでしょうか。ロシア・ウクライナ戦争も予断を許さず、ほんとうに先の見えない時代になってきました。

これらの情勢をしっかりと入手し、デマに踊らされることなく自分事としてしっかりと見極めて、正しい判断をしていきたいものです。海外のニュースを英語のままで読む、聴くこともその手段の一つです。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!