▶fact.1/5 英語はインプットから

知的な英語を使って周りから一目置かれたい。そう思うのは自然なこと。でも、その前に…。

言語の習得にはインプットが不可欠です。順序として、まずは単語。そして例文。さらに文法。これらを徹底して頭に叩き込むことから言語の習得がはじまります。もちろん英語も例外ではありません。

このインプットの質と量で、話す、書くといったアウトプットのレベルも決まります。インプットが稚拙だとアウトプットも稚拙になります。

▶fact.2/5 インプット方法の偏り

日本人の大半は「目」からインプットします。つまり文字で英語を覚えます。これにインプットの時間の9割が使われるのが一般的で、日本人の英語学習は目から覚えることに偏っています。そして残りの1割程度が「耳」からインプット。つまり音で英語を覚えるための時間です。

このインプット方法の偏りが実用的な英語、対話につながる英語を身につけていく上での大きな足かせになっています。

▶fact.3/5 聴けない言語は話せない

この言葉を聞いたことがありますか?これはすべての言語に通じる原理です。

ところで、我が国にはリスニングができない英語の先生がおおぜいいます。読み書き=「目」からのインプットを中心に教える場合、リスニングができなくても先生が務まるのです。もし原理通りならこの先生たちはスピーキングができません。そして実際にできない先生が大半です。

率直に言います。もし先生が読み書き型だったらきっとあなたも同じタイプです。

▶fact.4/5 人生は「聴く」からスタート

ところで日本語ネイティブの私たちは聴く話すはもちろん、読み書きも日本語でさらっとできます。そんな私たちはどんなプロセスで日本語を覚えてきたのでしょうか。少し振り返ります。

step.1 生まれる4-2か月前の胎児のころから言葉を聴き始める

step.2 生まれてから1年ほどは言葉を聴くばかり!

► step.3 口が発達してきて言葉を話すようになり

► step.4 目が発達してきて文字を認識するようになり

► step.5 手が発達してきて文字を書くようになり

と、おおむねこんな流れです。例外は少ないです。

日本語ネイティブの私たちは、step.1とstep.2を合わせた1年半近くの間、日本語を聴きっぱなしだったことがわかります。しかも当時は耳が唯一の情報源です。耳を澄ませて必死に聴き、それによって相当な量の言葉を覚えます。そして話せるようになった瞬間に口から言葉が一気にあふれ出して…。

これが最初の言語=母国語を身につける際の世界共通の道です。そしてここがポイントですが、センスのいい人は外国語を身につける際にもこれと同じ道を通っています。耳に意識を集中して聴くことからはじめる。これが言葉を習得する何より確実な方法です。

▶fact.5/5 よくある失敗

英語を身につけるのに耳からのインプットがどれほど重要か、十分に理解してもらえたと思います。そこで行動に移す前に「よくある失敗」を3つだけ挙げておきます。

mistake.1 身近な英語のネイティブに学ぶ

英語にも日本語と同様に方言や訛りがあります。男女で使う単語などが違うケースもあります。誰のどんな英語を聴くかは吟味のしどころです。

mistake2 ついつい聴き流してしまう

集中して聴かないと効果が半減すると分かってはいてもすぐに注意散漫になって聞き流してしまいます。時には一緒に声に出す=オーバーラッピングやシャドウイングをするのも集中力を保つのに効果的です。余談ですが、ひととき流行った聞き流すだけの教材の会社はつぶれてしまいました。

mistake.3 無理してしまう

ついつい実力以上に難しいものや長いものを選んで聴いてしまいます。それではさっぱり聞き取れず、退屈でなおさら集中力が続きません。これでは英語の習得はおぼつきません。

ちょっと雑談…先生はビートルズ?!

そんな話を聞いたことはありませんか?英語ができる年配の方の多くがそんな風におっしゃいます。同じ曲を何度も何度も聴いた、一緒に口ずさんだ、歌詞を見ながら歌った、仲間と歌った、同世代の若者が共感できる歌詞だった…。彼らにとってビートルズを聴くことは英語を覚える王道でもありました。

あなたは、さて誰のどんな英語を聴きましょう?ビートルズの曲に変わる、あなたのリスニング素材を決める時が来たようです。