チョコレート好きの御仁はすでにご存じとは思いますが、あの高級チョコの dari K(ダリケー)がロッテの傘下に入りました。

dari K の商品といえば、1粒450円する生チョコや1枚225円のカカオサンドクッキー、内容量110グラムで1,350円のカシューチョコなど、値段だけを見るとポッキーばかり食べている私にはぶっ飛ぶような高級品。もちろんファンの方に言わせると、とってもおいしくて十分にリーズナブルというのですからチョコって不思議な食べ物です。

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この dari K のもう一つの魅力は素材や産地への思い入れ。国連のSDGsにもピッタリでどんな感じかというと…。それが今日のニュースのテーマ。英語でじっくりと聞いてみてください。

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かつて仕入れといえば「買い叩く」のが当たり前だった気がします。ずいぶん前なので名前は忘れてしまいましたが、あるディスカウンターの社長が現金をカバンに詰め込んで在庫を抱えた会社や倒産した会社を訪ね、商品をタダ同然の価格で買い叩くシーンをテレビで見ました。当時は「なるほど、あの店はこうして商品をタダ同然で仕入れて、消費者に安く売って儲けてるんやな」と、手口を垣間見たときのちょっと嫌な気分になりながらも感心した記憶があります。

しかし最近は現金でひっぱたくような商売を嫌う人が増えてきたように感じます。フェアトレードといった言葉もよく聞くようになりました。これに合わせて顔の見える生産者も増えてきました。

じつはこのフェアトレード、日本においては決して新しい哲学ではありません。私の母方のルーツの滋賀県はかつて日本中で活躍した近江商人の発祥の地です。彼らには「三方よし=売り手よし、買い手よし、世間よし」という商売訓がありました。まさにフェアトレードを哲学としていたのです。現在も伊藤忠やワコールなど、近江商人の流れをくむ企業も多く活躍しています。

中国問題やウクライナ問題がきっかけでサプライチェーンの見直しが取りざたされています。いろいろな品物が不足するのは大問題ですが、時流に流されて安易に産地を変えるだけで解決するとは思えません。国内外を問わず、産地や生産者を育みつつ、森林を守り洪水を防ぐといった環境対策も同時に行うといった総合的なビジネス活動こそ、私たち日本人が未来に向けて取り組んでいくにふさわしい分野ではないでしょうか。それがきっかけで国と国の絆、人と人との絆となり、平和と新しいサプライチェーンが広がっていく…。そんな気がします。

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!