海底火山爆発と軽石被害

海底火山爆発に由来する軽石が各地で被害を生んでいます。今回はそのニュースから。
8月13日に噴火した小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場で発生した大量の軽石は、九州・沖縄を中心に大きな被害をもたらしたのち、海流に乗って沖縄県の宮古島や東京都の伊豆諸島まで到達しました。
今回の噴火は、日本ではほとんど起きていない「プリニー式」で、溶岩(マグマ)ではなく大量の火山灰や軽石が噴出するタイプ。これが各地に軽石が流れ着いている原因の一つとなっています。
軽石は密度が小さいため水に浮き、波に流されやすい性質を持っています。多く穴のあいたガラス質の火山噴出物で、白色、淡褐色、淡灰色などの明るい色をしています。産業技術総合研究所によると今回の噴火は戦後最大級の規模といい、噴出物の量は少なくとも約1億立方メートル(東京ドーム約80個分)に上ったと推定されています。<日本経済新聞より引用>
漂流してきた軽石が港に流れ込んで船舶の運航に支障をきたしています。船舶エンジンは水冷式が多く、海水とともに吸い上げられた軽石がエンジン内に溜まって運航不能になる被害が出ています。
また、砂浜や岩場に大量に押し寄せて景観を乱すだけでなく、生態系にも大きな影響を与える可能性がある大災害です。
【今週のニュース音声はこちらから】
天災か人災かはさておき、海のゴミやがれきによる被害に対して、海から離れて暮らす私を含む多くの人々は他人事にしてしまいがちです。
今回の災害。来る日も来る日も膨大な量の軽石が流れ着き、取っても取ってもきりがない状態が続いたといいます。その作業に関わる方々の経済的、体力的なダメージはもちろんのこと、絶望的な状況に対する精神的なダメージは計り知れないものです。
日本各地に流れ着く「海洋ゴミ」の問題も同様です。この件については隠岐の島に訪れた際のレポートとして以前にニュースレターでお伝えしました。こちらも終わりのない戦いでした。
四方を海に囲まれていることで多くの恩恵を受けている私たち日本人。その裏で海に囲まれているからこその損害があり、見えない誰かがそれを引き受けているという事実があります。大変なご苦労だと推察します。
何もできはしませんが、他人事にせず、一日も早く軽石が姿を消し、海で暮らす人々に平穏な毎日が訪れることを祈りたいと思います。
トンガの災害も引き続き心配ですね。早く穏やかな日が訪れますように。
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