旧約聖書の創世記19章に、ソドムとゴモラという町が神の怒りに触れて滅ぼされたという記載があります。その時、神は天から硫黄と炎を降らせたという、とてもお恐ろしいお話です。

今回、ヨルダン渓谷の古代住居遺跡が隕石の空中爆発で滅亡したという調査結果が発表され、この古代住居跡が聖書に記載のあるソドムなのではないかと考古学者や地質学者の間で話題になっています。

ソドムとゴモラの記述はキリスト教の世界ではとても有名で、映画にもなっています。この古代住居跡がソドムだったという科学的な証明には至っていませんが、3600年も前の神話が現実に起こった出来事とつながっていく…。

とてもロマンあふれるニュースです。

【今週のニュース音声はこちらから】

この話の最後に、ロトの家族が登場します。彼らはソドムの住民で唯一、神の遣いによって助けられますが、その際に「決して振り返ってはいけない(見てはいけない)」という約束を交わします。しかしロトの妻がその約束を破り、たちまちのうちに塩の柱にされてしまうという悲劇の結末を迎えます。

古事記にも似たような話があります。亡くなったイザナミを追って黄泉の国訪れたイザナギが中を見るなと彼女に言われたにもかかわらず、櫛に火をつけ扉を開けて中を見てしまいます。自身の朽ち果てた姿を見られたイザナミは怒り、逃げるイザナギを追いかけますが、黄泉の国の入り口で二神は離婚してしまいます。

見てはいけないという約束を破ったことで悲しい別れが訪れる…。鶴の恩返しも似たようなお話ですね。

このタイプの話を見るなの禁止(タブー)といい、民話の類型としては禁室型というそうです。ギリシャ神話などにも類似の話が出てきます。

ところで最近はZoomなどを使った遠隔でのミーティングや講座が一般的になってきました。バーチャル背景といったサービスもあってとても便利ですね。

このバーチャル背景の裏側。部屋の中がグジャグジャだったりして大変なことになっている人も多いのではないでしょうか(笑)。さらには画面に映る上半身はネクタイ、映らない下半身はパジャマのままなんて人も少なくないようです。これらはまさに現代の「見るなの禁止」かも知れません。

えっ?茅ヶ崎plusを撮影する際のAWOIのバーチャル背景の裏側?えっ?AWOIの画面に見えない下の服装ってどうなの?

これもまた「見るなの禁止」です。そして必要ありませんので決して想像もしないでください(笑)。レッスンに集中あるのみです!

そういうあなたは、もしかしてすでに全身パジャマでは…

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インプットではじめてアウトプットで終える

いい英語をインプットし、アウトプットで学習を終えるのが上達に直結する英語学習の王道です。当たり前のことですができていない人が多いように思います。特に「アウトプットで終える」ことをしない人が多いのではないでしょうか。

締めのシャドーイング

本気で英語を身に着けたいあなたなら「シャドーイング」はご存じですね。そう、英語の音声を聴いて少し遅れて真似をして発声する練習法です。脳に英語を定着させる効果があり、Youtubeなどでも多くの方が推奨しています。試されたことがあるのではありませんか?私どもPHILOSでも英語学習をアウトプットで終える方法として「締めのシャドーイング」を何より重要に考えています。

ところでこのシャドーイングの効果を最大にする「正しいやり方」を知っていますか?

オーバーラッピング後に

オーバーラッピングをご存じですか。簡単に説明すると「テキストを見ながら音声に合わせて発声する」練習方法です。シャドーイングよりも難易度が下がりますが、音と文字との違いを確認しながら行えることが利点です。「読む」学習を経てから行えば意味を考えながら行えるのでさらに効果が増します。英文解説、単語解説を経て行うPHILOSのオーバーラッピングはこのスタイルです。

このオーバーラッピングを繰り返してからシャドウイングを行うのが何より効果的です。音声だけを聴いて行うシャドーイングは意外に遠回りです。覚えておいてください。

ニュースという選択…

帰納法的に書いてきましたので次はいい英語の「インプット」です。インプットするものを間違う、例えば訛っていたり、スラングが多かったりするとそれがあなたのスタンダードになります。上達するためにこれは避けねばなりません。そこでPHILOSではプロが手掛けたニュースをインプット=リスニングします。本物ですから安心してインプットしてください。

その際、講師がセンテンスを細かく切って聴き取れるまで聴く「精聴」をリードしています。この精聴が英語耳を育みますが一人でやるには困難な学習法であり、これをサポートしているリスニングのパートこそが、聴く効く!ニュース英語の肝でもあります。聴いた後はニュースの台本を読んで理解を深めます。

以上を整理すると「聴く効く!ニュース英語」とは、ニュースの精聴からはじめて、スクリプトを読み、意味を理解したうえでオーバーラッピングし、その後、シャドーイングで定着させる一連の流れで構成された講座であり、この講座を毎回新しいニュースをテーマに実践できる英語上達の王道という事ができます。

後は次のレッスンまでオーバーラッピング、慣れてきたらシャドウイングを反復練習するだけ。毎週日曜日に新講座をリリースしておりバックナンバーも150本以上。聴く効く!をあなたの英語学習ツールに加えるだけで、あなたの英語が劇的に変わります!